骨折

骨折

骨折とは?

骨折とは?

骨折とは、骨に強い力が加わることで骨が折れたりヒビが入ったりした状態を言います。転んで手をついた瞬間に激しい痛みが走った。ぶつけた箇所がみるみる腫れて、動かすことができない。こうした状態は骨折の可能性を示す典型的なサインです。

骨折はご高齢の方の転倒によるものからお子様のスポーツ中のケガまで、年齢や場面を問わず起こりうるケガです。一口に骨折といっても、完全に折れているものからヒビだけのものまで程度は様々で、見た目だけでは判断が難しいケースも少なくありません。「打撲や捻挫の裏で実は骨折が起きていた」ということも多々あるので、受傷時は安易に自己判断しないようにしましょう。

こんな症状ありませんか?

  • ぶつけた箇所や転んだ後に強い痛みと腫れがある
  • 患部を少し動かしただけで鋭い痛みが走る
  • 見た目で明らかに変形している
  • 時間が経っても痛みが引かず、むしろ強くなっている
  • 患部周辺に広範囲の内出血(青あざ)が見られる
  • 体重をかけたり力を入れたりすることができない
  • など

骨折が疑われる時は早めの受診を

「ヒビだけなら大丈夫だろう」「打撲だと思う」と自己判断されて、受診が遅れるケースは珍しくありません。しかし、ヒビであっても骨折の一種であり、適切に固定しなければ骨がずれて治りが悪くなる可能性があります。

特に以下のような場合には骨折が疑われますので、堺市堺区の三国ヶ丘まんだい整形外科へお早めにご相談ください。

  • 腫れが強く、時間とともに悪化している
  • 痛みで患部をまったく動かせない
  • 関節ではない部分が不自然に曲がっている
  • 受傷から数日経っても痛みや腫れが改善しない
  • 押すとピンポイントで強い痛みがある(叩打痛)

骨折の原因

転倒や衝突による衝撃

骨折の原因として多いのは、転倒して手をついた時や、スポーツ中の衝突・接触による強い衝撃です。ご高齢の方では、自宅の段差や玄関先でのつまずきなど、日常生活の中での転倒がきっかけになることも多く見られます。

スポーツでの繰り返しの負荷(疲労骨折)

一度の大きな衝撃ではなく、同じ部位に繰り返し負荷がかかることで骨に小さな亀裂が蓄積される「疲労骨折」もあります。部活動やスポーツで走り込みやジャンプを繰り返す学生の方に多く見られ、すねや足の甲に痛みが生じるケースが典型的です。

骨粗鬆症による骨の脆弱化

骨粗鬆症で骨がもろくなっている場合、ちょっとした転倒や軽い衝撃でも骨折につながることがあります。背中が丸くなった、身長が縮んだと感じている方は、骨粗鬆症が進行していることがあります。当院では骨密度測定装置(DXA法)を導入して、骨折する前の段階から骨粗鬆症の検査・治療に取り組んでいます。

骨折の種類

完全骨折

骨が完全に断裂した状態で、一般的に「骨折」といえばこの完全骨折を指します。骨の折れ方によっていくつかの種類に分けられ、骨の長軸に対して垂直に折れる横骨折、らせん状に折れるらせん骨折、斜めに折れる斜骨折、骨が複数の破片に割れる粉砕骨折、骨が数箇所で分かれる分節骨折などがあります。折れ方によって固定の方法や治療期間が異なるため、正確な診断が重要です。

骨のヒビ(不全骨折)

骨が完全に折れていない状態で、いわゆる「ヒビが入った」状態です。見た目の変形がないため軽視されがちですが、固定せずに使い続けると完全骨折に進行する恐れがあります。

お子様に多い骨折

成長期のお子様の骨は柔らかく、大人とは異なる折れ方をすることがあります。骨が完全には折れずに曲がるように損傷する「若木骨折」や、成長軟骨板(骨端線)を含む「骨端線損傷」は、レントゲンだけでは見つけにくいこともあるため注意が必要です。

骨折の診断・治療

画像検査で骨の状態を正確に確認

当院ではレントゲンで骨折の有無や位置を確認するとともに、エコー(超音波診断装置)を併用して骨の表面や周囲の軟部組織の状態まで詳しく観察します。エコーはレントゲンでは写りにくいヒビや、お子様の成長軟骨板付近の損傷の判断にも役立ちます。検査画像は患者様にもお見せしながらご説明いたします。

適切な固定と治療

骨折の部位や程度に応じて、ギプスや副子(シーネ)による固定を行います。骨がずれている場合には整復(骨を正しい位置に戻す処置)を行った上で固定します。固定期間中も定期的にレントゲンで回復の経過を確認して、治療の進み具合に応じて対応を調整していきます。

骨折後の回復を支えるリハビリ

骨折後はギプス固定の影響で関節が硬くなったり、筋力が低下したりすることがあります。当院では経験豊富な理学療法士・作業療法士が、骨の癒合(ゆごう)状態を確認しながら、関節の可動域を取り戻すリハビリや筋力トレーニングを段階的に進めていきます。スポーツをされているお子様には、競技復帰に向けたプログラムに加えて、再発予防のためのストレッチ指導にも取り組んでいます。

骨粗鬆症の検査もあわせて実施

ご高齢の方が軽い転倒や日常動作で骨折された場合、骨粗鬆症が背景にある可能性があります。骨折の治療とあわせて骨密度の検査を行って、必要に応じて骨粗鬆症の治療を開始することで、次の骨折を防ぐことにつながります。骨折を繰り返さないためにも、骨の状態を一度確認してみましょう。