首の痛みについて

パソコンやスマートフォンを長時間使う生活が当たり前になった今、首の痛みやこりに悩まされている方は増えています。「ただの肩こりだろう」と思って過ごしているうちに、腕や手の痺れ、頭痛やめまいといった症状にまで広がることもあるので、決して軽視してはいけません。首は脳から全身へとつながる神経の通り道であり、その不調は思いがけないところに影響を及ぼします。
こんな症状はありませんか?
- 首を動かすと痛みが走る
- 首から肩にかけての重だるさやこりが続いている
- 首の痛みとともに腕や手に痺れがある
- 上を向く動作がつらい
- 寝違えを繰り返している
- 頭痛やめまいを伴う首の痛みがある
- 交通事故の後から首の調子が悪い
など
首の痛みは肩や腕の症状と連動していることも多く、原因を正しく把握することが改善への近道です。症状が続いている方は、堺市堺区の三国ヶ丘まんだい整形外科へお早めにご相談ください。
考えられる原因
姿勢や生活習慣による負担
デスクワークやスマートフォンの操作で前かがみの姿勢が続くと、頚椎(首の骨)にかかる負担が大きくなります。本来ゆるやかなカーブを描いている頚椎がまっすぐになった状態は「ストレートネック」と呼ばれ、首や肩の慢性的なこりや頭痛の原因となります。
加齢による頚椎の変性
年齢とともに頚椎の椎間板や関節に変化が生じて、周囲の神経を圧迫することで痛みが生じます。50代以降に多く見られますが、負担のかかる姿勢が続いている方では、若くても症状が見られることもあります。
外傷・事故による損傷
交通事故やスポーツ中の衝突で首に強い力が加わると、頚椎や周囲の筋肉・靭帯を損傷することがあります。事故の直後には痛みを感じなくても、数日後に症状が現れることもあるので、事故に遭った後は必ず受診しましょう。
考えられる病気
頚椎捻挫(むちうち)
交通事故やスポーツでの衝撃によって、首の靭帯や筋肉が損傷した状態です。首の痛みや動かしにくさに加えて、頭痛やめまい、吐き気を伴うこともあります。症状が遅れて出ることがあるため、事故後は早めに受診してください。
頚椎椎間板ヘルニア
頚椎の椎間板から髄核が飛び出して神経を圧迫する疾患です。首の痛みだけではなく、腕から手にかけての痺れや筋力の低下が現れることがあります。
変形性頚椎症
加齢に伴って頚椎の骨や椎間板が変形して、神経や脊髄を圧迫する疾患です。首の痛みやこわばりに加えて、手の痺れや細かい作業のしにくさが現れることがあります。
頚椎症性神経根症
変形した頚椎が神経の根元(神経根)を圧迫することで、首から腕にかけて痛みや痺れが生じます。首を後ろに反らしたり横に倒したりした時に症状が強くなるのが特徴です。
ストレートネック
頚椎の自然なカーブが失われて、首がまっすぐになった状態です。長時間の前かがみ姿勢が主な原因で、慢性的な首こり、肩こり、頭痛を引き起こします。
当院での診断と治療
原因を見極める診察
首の痛みは原因によって治療の方針が大きく変わります。当院ではレントゲンで骨や頚椎の状態を確認するとともに、エコー(超音波診断装置)で筋肉や靭帯の状態まで詳しく観察しています。検査の結果は画像をお見せしながらご説明いたしますので、痛みの原因を視覚的に確認していただけます。
症状に応じた治療
内服薬による痛みや炎症の緩和、頚椎への負担を軽減する装具(頚椎カラー)の使用、ブロック注射など、症状の程度や原因に合わせた治療を組み合わせて進めていきます。
リハビリによる改善と再発予防
ベテラン揃いの理学療法士・作業療法士が、首や肩周囲の筋肉の緊張を和らげるリハビリを行っています。牽引療法やホットパックなどの物理療法も併用しながら、姿勢の改善やデスクワーク中の体の使い方に関するアドバイスも行って、再発の予防に取り組んでいます。
専門的な治療が必要な場合
脊髄へのダメージが疑われる場合や手術の検討が必要な場合には、脊椎外科の専門医のいる連携病院へ速やかにおつなぎいたします。手術後は当院に戻ってリハビリを再開していただけますので、回復の過程を途切れなくサポートできます。