膝の痛み

膝の痛み

膝の痛みについて

膝の痛みについて

中高年の方に多い変形性膝関節症から、お子様の成長期に起こるスポーツ障害まで、膝の痛みは幅広い年齢層に見られます。膝には歩行時に体重の約3倍、階段の上り下りでは約7倍もの荷重がかかるので、体の中でも特に痛みが出やすい部位といえます。軟骨や半月板の損傷は進行するほど治療の選択肢が狭まるため、違和感を覚えた段階で原因を確認しておくことが大切です。

こんな症状はありませんか?

  • 階段の上り下りで膝が痛む
  • 歩き始めや立ち上がる時に膝がこわばる
  • 膝が腫れて水がたまっている感じがする
  • 正座やしゃがむ動作が難しくなった
  • 膝を曲げ伸ばしする時にミシミシ、ゴリゴリと音がする
  • 膝に引っかかりを感じる、急に動かなくなることがある
  • 膝がガクッと力が抜けることがある
  • など

膝の不調は歩行や外出に直接影響するため、日常生活の質を大きく左右します。特にスポーツをされる方ではパフォーマンスにも大きく影響するので、早期の治療が大切です。気になる症状がある方は、堺市堺区の三国ヶ丘まんだい整形外科にご相談ください。

考えられる原因

加齢による軟骨のすり減り

膝の関節軟骨は長年の使用によって少しずつすり減っていきます。これによって関節のクッション機能が低下すると、骨への衝撃が吸収されにくくなり、痛みが生じます。症状の自覚は50代以降に増える傾向がありますが、軟骨の変化はそれより前の段階から始まっています。

体重による負荷

体重が増えると膝への負担も比例して大きくなります。体重が増えるほど膝にかかる荷重も増すため、体重管理は膝を守る上で欠かせない要素です。

スポーツや運動による負荷

ジャンプの着地や急な方向転換を伴うスポーツでは、膝の靭帯や半月板に大きな力が加わります。成長期のお子様ではオスグッド・シュラッター病やジャンパー膝など、膝に特有のスポーツ障害も起こります。

過去のケガの影響

靭帯損傷や半月板損傷など、過去に膝をケガした経験のある方は、関節軟骨の摩耗が早く進むことがあります。若い頃のケガが年齢を重ねてから変形性膝関節症として現れるケースも珍しくありません。

考えられる病気

変形性膝関節症

膝の関節軟骨がすり減り、骨同士がぶつかることで痛みや腫れが生じる疾患です。中高年の女性に多く、初期は動き始めに痛む程度ですが、進行するとO脚の変形や歩行困難につながることがあります。

半月板損傷

膝の内側と外側にある軟骨組織が損傷した状態で、膝の引っかかりやロッキング(膝が急に動かなくなる症状)が特徴です。損傷を放置すると軟骨への負担が増して、変形性膝関節症に進行する恐れがあります。

膝前十字靭帯(ACL)損傷

膝の安定性を保つ靭帯が断裂した状態です。スポーツ中の方向転換やジャンプの着地で起こることが多く、受傷時に「ブチッ」という断裂音を感じることがあります。膝が不安定になるため、競技復帰には手術が必要になるケースが多いです。

オスグッド・シュラッター病

成長期のお子様に多い膝の障害で、お皿の下あたりが腫れて痛みます。ジャンプやダッシュを繰り返す競技をされている方に発症しやすい傾向があります。成長が落ち着くと改善することが多いですが、痛みが強い時期には運動量の調整が必要です。

膝蓋腱炎(ジャンパー膝)

ジャンプや着地の繰り返しで膝蓋腱に炎症が起きる障害です。バレーボールやバスケットボールをされている方に多く見られます。

当院での診断と治療

膝の内部を正確に把握する診察

レントゲンで骨や関節の全体像を確認した上で、エコー(超音波診断装置)を用いて軟骨や靭帯、半月板、関節内の炎症を観察しています。膝を動かしながらリアルタイムで確認できるため、どの動きで症状が現れるのかを的確に捉えることが可能です。

症状の段階に合わせた治療

内服薬や外用薬による痛みの緩和、ヒアルロン酸の関節内注射、サポーターやインソールによる荷重バランスの調整など、症状の程度に応じた保存療法を組み合わせて治療を進めます。

歩き続けるためのリハビリ

経験豊富な理学療法士・作業療法士が、膝周囲の筋力強化や関節可動域の改善を中心としたリハビリを行っています。スポーツをされている方には競技復帰を見据えたプログラムを組み立てて、お子様のスポーツ障害には再発予防のストレッチ指導にも取り組んでいます。

手術以外の選択肢

変形性膝関節症で保存療法では十分な改善が得られない場合、PFC-FD™療法(自己血液由来の成長因子を用いた再生医療)も選択肢の一つとしてご案内しています。

※PFC-FD™療法は自費診療となります

手術が必要な場合の対応

前十字靭帯の再建や人工膝関節置換術など、手術による治療が必要と判断された場合には、膝の状態と患者様の活動レベルを踏まえて、連携病院の中から適切な医療機関をご紹介いたします。手術後は当院でリハビリを引き継いで、日常生活やスポーツへの復帰を支えてまいります。