関節リウマチの症状

関節の違和感や痛みがあっても、「年齢のせいだろう」「使いすぎかもしれない」と考えて受診を先延ばしにしてしまう方は少なくありません。しかし、関節リウマチは早い段階で診断して治療を開始できるかどうかが、その後の関節の状態を大きく左右する病気です。
堺市堺区の三国ヶ丘まんだい整形外科では、エコー(関節超音波検査)を活用した早期診断に力を入れています。リウマチは決して珍しい病気ではありません。年齢を問わず発症しますので、「リウマチかもしれない」と思ったら、すぐに受診してください。
関節リウマチの初期症状
関節のこわばり
指のこわばりはリウマチの代表的な症状の一つで、特に起床時に手指がこわばって握りにくくなります。関節リウマチでは30分以上こわばりが続くことが特徴で、時間が経つにつれて和らいでいきますが、翌朝にはまた繰り返します。
変形性関節症などでも朝のこわばりは起こりますが、数分程度で解消することが多く、持続時間に違いがあります。そもそも関節のこわばり自体が何らかの異常を示すサインですので、放置しないようにしてください。
関節の腫れと痛み
手指の第二関節や指の付け根の関節、手首、足の指などの小さな関節に症状が出やすいのが特徴です。左右対称に腫れや痛みが現れることが多く、骨ばった硬い腫れではなく、ぶよぶよとした柔らかい腫れ(滑膜の炎症による)が見られます。安静にしていても痛みを感じることがあります。
全身の症状
微熱が続く、疲労感が取れない、体がだるいといった全身症状を伴うことがあります。こうした症状だけでは他の疾患との区別がつきにくいため、関節の症状と合わせて医師にお伝えいただくことが診断の手がかりになります。
こんな症状があれば受診を
- 朝起きた時に手指のこわばりが30分以上続く
- 手指や手首の関節が腫れている
- 関節の痛みや腫れが左右対称に出ている
- 関節の症状が数週間以上続いている
- 安静にしていても関節が痛む
- 微熱や倦怠感がなかなか引かない
- 手指の痛みで家事や仕事に支障が出ている
など
最近では、ご自身で症状を調べて「リウマチかもしれない」と思い来院される方も増えています。こうした気づきが早期の診断につながることは多いため、少しでも気になる症状があればお気軽にご相談ください。
関節リウマチの検査
血液検査
血液検査では、主に以下の観点から関節リウマチの可能性を調べます。
免疫の異常を調べる検査(リウマトイド因子、抗CCP抗体など)
関節リウマチに関連する自己抗体が血液中に含まれているかを確認します。特に抗CCP抗体は早期の段階から陽性を示すことがあり、早期診断に役立ちます。ただし、これらの検査だけで診断が確定するわけではありませんので、後述する画像検査(エコー、レントゲン)と組み合わせて総合的に判断します。
炎症の程度を調べる検査(CRP、赤沈など)
体の中で炎症がどの程度起きているかを数値で確認します。治療を開始した後も、薬の効果が現れているかを判定するために定期的に測定します。
エコー(関節超音波検査)
当院がリウマチの診断で特に重視している検査です。レントゲンでは変化が現れにくい早期の段階でも、エコーであれば滑膜の肥厚や関節内の血流の増加を捉えることができます。関節を動かしながらリアルタイムで観察できるため、炎症の程度や範囲をより正確に把握することが可能です。
検査画像は患者様にもお見せしながらご説明しています。ご自身の関節の状態を目で見て理解していただくことが、治療への納得感にもつながると考えています。
レントゲン検査
骨びらん(骨の表面が侵食された状態)や関節裂隙(関節のすき間)の狭小化を確認して、関節破壊の進行度を評価します。ただし早期の段階ではレントゲンに変化が現れにくいため、早期診断においてはエコーや血液検査の役割が大きくなります。
早期診断が関節を守る
関節リウマチの骨破壊は発症後の早い時期に急速に進むことがわかっています。この時期に治療を開始できれば、関節の破壊を食い止めながら日常生活を維持できる可能性が高まります。症状がはっきりしない段階であっても、検査を受ける意味は十分にあります。関節に気になる症状をお持ちの方は、お早めにご相談ください。